【シェーグレン症候群とレイノー現象】同じ温度でも症状が出る日、出ない日があるのはなぜ?

レイノー症状を防ぐ方法 症状への対処療法

シェーグレン症候群をお持ちの皆さん、おはようございます!

最近、寒くなってきましたが、あなたはこんな風に感じたことはありませんか?

「同じ19℃なのに、ある日は指先が真っ白になってつらくなるのに、別の日には全然平気。時間帯でも同じ温度でも症状が出たり出なかったり。これってどういうこと?温度だけじゃないの?」

これはここ最近私が疑問に感じたことなんですけど(笑)

レイノー症候群(レイノー現象)は、シェーグレン症候群をはじめとする膠原病の合併症として非常に多く見られます。寒さだけでなく、温度以外の要因が症状の引き金になっている可能性があります。

今回は、この「症状のバラつき」の裏側にある、自律神経や環境の影響について解説し、日々の生活で役立つ対策のヒントをご紹介したいと思います。

温度以外にも以外と色々あります。

🌡️ ポイントは「自律神経」の乱れ

レイノー現象は、手足の指などの末梢血管が寒さやストレスで過剰に収縮することで起こります。この血管の働きをコントロールしているのが自律神経です。

同じ温度でも症状に差が出るのは、その日のあなたの自律神経のバランスや、温度以外の「引き金(トリガー)」が重なっているからなのです。


1. 🤯 体に潜む最大のトリガー:精神的ストレス

レイノー現象の最も強力なトリガーの一つが、精神的・心理的なストレス不安です。

シェーグレン症候群の症状管理は常に大変なため、ストレスは誰でも抱えやすいもの。強いストレスを感じると、血管を収縮させる働きを持つ交感神経が過剰に活性化してしまいます。

✅ 同じ19℃の日の違い

  • 症状が出た日: 仕事や生活での緊張、強い不安、または睡眠不足など、自覚のないストレスがあったかもしれません。
  • 症状が出なかった日: リラックスできていて、自律神経が落ち着いていた日だったかもしれません。

2. ⛈️ 気温以外の環境要因:天候と気圧

自律神経は、私たちが意識しないところで、天候の影響も受けています。

  • 低気圧の到来: 気圧が下がると、自律神経のバランスが乱れやすくなると言われています。これが間接的に血管の過剰な収縮を助長し、レイノー現象の発作を引き起こしやすくする可能性があります。
  • 急な気温差や風: たとえ気温が高めでも、前日との気温差が大きい日や、風が強く体感温度が下がる日は、体が過剰に反応しやすくなります。

3. 🍽️ 日常の習慣:食事と生活習慣

食べ物そのものが原因になることは稀ですが、血流と自律神経の働きに影響を与えるものは注意が必要です。

  • ☕️ カフェイン・ニコチン: これらには血管を収縮させる作用があるため、摂取しすぎると症状を悪化させる可能性があります。(喫煙は厳禁です。)
  • 🧊 冷たい飲食物: 寒い日に冷たい飲み物を飲むと、体の中心温度が下がり、レイノー現象の引き金になりかねません。できるだけ常温か温かいものを摂りましょう。
  • 栄養不足: 血液の巡りや神経の働きを助けるビタミンE、B群、鉄分などの栄養バランスにも気を配りましょう。

✅ 今日からできる!レイノー現象対策のヒント

レイノー現象を完全に止めるのは難しいですが、日々の工夫で発作の頻度や程度を減らすことは可能です。

  1. 徹底的な「体幹」防寒:
    • 手袋、靴下はもちろん、腹巻カイロなどで体の中心(お腹や背中)をしっかり温めましょう。中心が温まれば、末端への血流も良くなります。
    • 電気代を考えると最安の電気毛布を活用するのも一手です。私は腰から足全体を電気毛布で包んで過ごしています。私は足首が暖かいとレイノー症状が出にくいようです。
  2. ストレスリセットの時間:
    • 深呼吸、軽いストレッチ、趣味など、リラックスできる時間を意識的に作りましょう。特に夜、お風呂で温まりながら瞑想するのも効果的です。
    • 私は、曇りや雨の日の20分程度の軽い朝ヨガも私は午前中の症状を防げるようです。関節痛がある方は、ストレッチでも効くかもしれません。
  3. 症状の記録(トリガー探し):
    • 症状が出た日と出なかった日の「気温、気圧、その日の気分、前日の睡眠時間、カフェイン摂取量」などをメモしてみましょう。きっとあなただけの具体的な傾向が見えてくるはずです。

私の取り組みをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
あなたの毎日が、少しでも快適になるよう応援しています!