シェーグレン症候群をお持ちの皆様にとって、これから本格化する秋・冬の乾燥は、目や口の症状を悪化させる大きな要因となります。日常生活の質(QOL)を保つためにも、乾燥を防ぐための工夫は非常に重要です。
乾燥対策の基本は「加湿」です。目や口の乾燥を和らげ、粘膜のバリア機能を高めることにもつながります。
オフィスやご自宅で簡単に取り入れられる加湿や環境改善のテクニック、おすすめのアイテムをご紹介します。
オフィスでの手軽な加湿術
- コップにお水・お湯を入れるデスクに水を入れたコップを置くだけでも、少しずつ水分が蒸発し加湿効果が得られます。お湯にすれば、湯気によりさらに早く加湿できます。こぼさないよう、パソコンや書類から離れた場所に置きましょう。
- 卓上加湿器を活用するオフィス全体の湿度は変えられなくても、自分の周りの湿度を上げるには卓上加湿器が有効です。
- おすすめのタイプ: 加熱式(スチーム式)水を沸騰させて蒸気にするため、雑菌やカビが繁殖しにくく衛生的です。シェーグレン症候群の方は感染症対策も重要ですので、こまめなメンテナンスが難しい環境でも比較的安心です。
- ただし、吹き出し口が高温になるため、やけどや転倒には十分注意が必要です。
- 私は昨年LDKでおすすめになっていた卓上加湿器のデュオミストを購入しました。
- おすすめのタイプ: 加熱式(スチーム式)水を沸騰させて蒸気にするため、雑菌やカビが繁殖しにくく衛生的です。シェーグレン症候群の方は感染症対策も重要ですので、こまめなメンテナンスが難しい環境でも比較的安心です。
- デスクの近くに濡らしたハンドタオルを広げて置くだけでも、手軽な加湿になります。清潔な状態を保つため、こまめに交換・洗濯しましょう。
- 私はワークフロムホームが多いので、冬場、自宅で仕事をしている時はお部屋に洗濯物を干して湿度を上げるようにしています。
- マスクの着用外出時だけでなく、室内でもマスクを着用することで、吐く息の水分が口や喉周辺の乾燥を防ぎ、加湿効果が得られます。
自宅での加湿&環境整備
- 加湿器の導入とメンテナンスリビングや寝室には、部屋の広さに合った加湿器を設置しましょう。
- おすすめのタイプ: やはり加熱式(スチーム式)が衛生的でおすすめです。
- 重要なお手入れ: どんなタイプの加湿器でも、タンク内の水は毎日取り換え、本体も定期的に掃除してカビや雑菌の繁殖を防ぐことが大切です。
- エアコンの風向きに注意暖房の風が目や口に直接当たると、乾燥が一気に進みます。風向きを調整したり、エアコンから離れたりする工夫をしましょう。
- 洗濯物の室内干し乾燥がひどい日は、濡れた洗濯物を室内(特に寝室など)に干すのも、手軽で効果的な加湿方法です。
乾燥が気になり始める季節ですが、無理のない範囲でご自身のペースで対策を取り入れ、快適な毎日を過ごしていただければと思います!
