【体験談】鍼治療で変わったシェーグレン症候群の私の猫背

わたしについて

このブログでは、私が長年悩まされてきたシェーグレン症候群と、それに伴う体の不調が、鍼治療によってどう改善されたかをお伝えしたいと思います。今日の内容は、シェーグレン症候群にかかってすぐに受けた鍼治療の内容です。同じように悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。

診断から3ヶ月、シェーグレン症候群と向き合う日々

私はシェーグレン症候群と診断されて以来、ひどい関節痛(ドライアイとドライマウスは少なめ)に悩まされてきました。それだけでなく、気がついたら背中の上部が盛り上がり、肩が前に巻いた猫背の姿勢にもなっていました。

鍼の先生によると、シェーグレン症候群になる人は背中の上部が盛り上がっているそうで、この背骨の歪みは自律神経に影響して、シェーグレン症候群を引き起こす原因にもなるようです。

鍼治療との出会い

ネットで調べていると鍼でシェーグレン症候群の症状が治ったという記事を見つけたので、鍼治療を試してみることにしました。最初は効いても効かなくても、試せるものは試すか…という感じで始めましたが、初月は半月に1回(2ヶ月目以降は3週間に1回)のペースで通い始めました。

鍼のメカニズムについては専門家ではないので詳しいことは言えませんが、先生のお話や私自身の体感から、次のようなことが起きていたのではないかと考えています。

【鍼治療で症状が改善した理由(私の場合)】

  1. 自律神経の調整:鍼で特定のツボを刺激することで、副交感神経が活性化されたのではないかと思います(これは唾液や涙の分泌も促してくれるようです)。治療したその日の夜は、とにかくよく眠れるのでありがたいと思っていました。
  2. 血行促進と痛みの緩和:鍼は、固まっていた背中や肩周りの筋肉の血行を良くし、緊張を和らげてくれました。最初の半年ぐらいまでは、好転反応でむしろ翌日にぐったりしたり、筋肉の痛みを感じたりしていましたが、翌日以降はそれまで感じていた痛みが和らぎ、体が軽くなりました。背骨の矯正を整体でもやってもらって猫背の改善にもつながっていったのではないかと思います。
  3. 心理的安心:私が通った鍼灸院では、シェーグレン症候群を治した経験があるといっていた鍼灸院でした。対処療法しかないと病院で言われていたことで、どう共生するか(というか共生できなくない?)と思っていたので、何年かかるかわかりませんが、治るなら、と、気分的に楽になったと思います。

1年後の変化

鍼治療を始めてからちょうど1年2ヶ月経った頃、急に関節痛が和らぎ、毎日の痛みから解放されました。鏡に映る自分の姿も徐々に真っ直ぐになっています。以前のような背中の盛り上がりはなくなり、自然と姿勢が良くなりました。その時点で、両腕はまっすぐ上にはあげられませんでしたが、水平ぐらいまでには上げられるようになりました。

肌も首の後ろや、顎の下の首のぶぶんが浅黒くなっていたのですが、それも普通の皮膚の色になっていました。浅黒い部分に白い斑点も出ていましたが、それも随分落ち着いて目立たなくなりました。

もちろん、シェーグレン症候群の根本的な治療には、病院での治療が不可欠です。しかし、鍼治療は私にとって、症状と上手に付き合い、生活の質を向上させるための大切な補助療法となりました。

もし、シェーグレン症候群の症状や姿勢の悪化で悩んでいる方がいれば、食事療法や自宅でのセルフメディテーションに加えて、一度鍼治療を試してみるのも良いかもしれません。ただし、必ず信頼できる鍼灸院を探し、主治医とも相談しながら進めてくださいね。

私の経験がみなさんのお役に立てれば幸いです。