こんにちは。にじ子です。
シェーグレン症候群を抱えながら生活している皆さん、体調と心のバランスを保つこと、本当に大変ですよね。私も病気と付き合いながら日々を過ごしていますが、今回は私が生活を一変させた「断捨離」についてお話ししたいと思います。
断捨離は、ただ部屋を片付けるだけではなく、私にとっては「心と体に余計な負担をかけないためのサバイバル術」のような気がしています。
1.病気を機に始まった「もしものための片付け」
私の断捨離が本格的に始まったのは、シェーグレン症候群の合併症として懸念されることもある「間質性肺炎」を発症したことが大きなきっかけでした。
間質性肺炎は、急激に悪化し、数ヶ月で命に関わることもある病気です。「いつ、急に入院して家に帰れなくなるかもしれない」という現実を突きつけられたとき、まず考えたのは「遠方にいる家族に迷惑をかけたくない」ということでした。
もしもの時、両親や妹に負担をかけずに済むように、「極力無駄なものは処分しておこう」。この決意が、私の断捨離の出発点です。
そこから、「私の空間には、必要なものと私が好きなものだけを残そう」という意識が、とても強く働くようになりました。
2.執着の対象との戦い:本、そして布と洗剤
断捨離の師匠、やましたひでこさんのYouTubeを見て、自分の「執着」と向き合うようになりました。
① 最大の執着「本」
私の最大の執着は「本」でした。
読んでいない本、昔一生懸命勉強した仕事の本など、「二度と読まない」と分かっているのに手放せない本が大量にあったのです。
「これから読む本以外は手放す」と決め、大量の本をまとめて売却しました。今でも「読もうと思って処分できない本」との戦いは継続中ですが、少しずつメルカリなどを利用して手放しています。
また、長年読めていなかった本を、手放すことを理由に読むようになったので、私としては自分を許容しようかと思っているところもあります。
② 謎の苦手アイテム「布類と洗剤類」
他にも、なぜか処分が苦手なものがあります。それが布類と洗剤類。
- 布類: 着ない古着、古くなったタオルなど「ウエスにして掃除に使える」と思って取っておいてしまいます。(これは「掃除にお金をかけたくない」という執着とも関係しているのかなと思います…笑)
- 洗剤類: 「消耗品だから使えばいい」と思って捨てられないのですが、何年も使っていないため今更使えず、保管されたまま。さすがにこれはもう限界!と、今ブログを書きながら、「今日あたりこそ処分しよう」と決意しています。
3.断捨離がもたらした「心の安定」
間質性肺炎の炎症は落ち着き、現在は進行していませんが、断捨離を続けたことで、生活は大きく変わったように思います。
一番の変化は「心の安定」です。
以前、元同居人が同居していた頃は、部屋の容量に対してものが多過ぎて、いつもイライラしていたように思います。
ものを減らした結果、無駄な買い物が減り、以前より落ち着いた生活になりました。いらないものを売って得たお金は、投資信託に回しています。
- ものが多すぎてイライラする
- 片付けられなくて自己嫌悪に陥る
こうした「些細なイライラ」が、病気の種になっていたのではないかと最近は思うようになりました。病気を抱えているからこそ、心と体のストレスは極力減らしたいですよね。
4.ミニマリストになれなくても
洋服を買ってしまうなど、まだまだ断捨離の戦いは継続中ですが、部屋からは随分とものがなくなり、すっきりしてきました。
なかなかミニマリストの領域までにはなれなくても、「自分の体が楽で、心穏やかに過ごせる空間」を目指して、これからも継続してものを増やさない生活を続けていきたいと思っています。
皆さんも、体調と相談しながら、自分の心を軽くするために少しずつ「執着」を手放してみませんか?
この記事は、読者の皆さんの健康に向けた断捨離のきっかけになれば幸いです。
