シェーグレン症候群と併発しやすい病気とは?

シェーグレン症候群と併発しやすい病気 情報発信

シェーグレン症候群と診断されて、「口や目が乾くだけ」と思っていませんか?実はシェーグレン症候群は、全身にさまざまな影響を及ぼす可能性がある自己免疫疾患です。

私も日々、体の声に耳を傾けながら過ごしていますが、自分の病気をよく理解することが、より良い生活を送るための第一歩だと感じています。今回は、シェーグレン症候群と一緒に起こりやすい病気について、一緒に学んでいきましょう。


1. 意外な症状の裏に隠れているかも?他の膠原病

シェーグレン症候群は、他の膠原病と合併することが少なくありません。もし次のような症状に心当たりがあれば、主治医に相談してみてください。

  • 関節リウマチ: 関節が痛んだり腫れたりする、朝起きたときに手がこわばる
  • 全身性エリテマトーデス(SLE): 全身の倦怠感や発熱、蝶形紅斑(顔に蝶のような赤い発疹)
  • 全身性強皮症: 指先が冷たくなったり、皮膚が硬くなったりする

これらの病気と合併している場合、「二次性シェーグレン症候群」と呼ばれます。症状が似ていることもあり、注意深く観察することが大切です。


2. 目の乾燥だけじゃない!全身の臓器に影響することも

シェーグレン症候群は、涙腺や唾液腺だけでなく、全身のあらゆる臓器に炎症を起こす可能性があります。

  • 腎臓の病気: 尿が出にくい、むくみがある
  • 甲状腺の病気: だるさや体重増加、逆に動悸や発汗
  • 肝臓の病気: 疲れやすさ、皮膚のかゆみ
  • 神経の病気: 手足のしびれやピリピリとした痛み

これらの症状は、シェーグレン症候群の直接的な症状ではないと思われがちですが、実は密接に関連していることがあります。

3. 特に気をつけたいリンパの合併症

シェーグレン症候群の患者さんが特に注意すべきなのが、悪性リンパ腫です。発症するリスクが一般の人より高いことがわかっています。

「リンパ腫」と聞くと不安になるかもしれませんが、定期的な検査で早期発見が可能です。

  • 耳下腺の腫れがなかなか引かない
  • 急な発熱、体重減少

このような症状が見られる場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。


鍼治療で炎症が落ち着いたという経験から

私自身、シェーグレン症候群に加えて、レイノー症候群と軽い間質性肺炎を併発しています。間質性肺炎はKL-6という値を血液検査で確認して炎症の状況を見ているのですが、4ヶ月程度の鍼治療で値は基準値以下に戻りました。まだ基準値以下に戻って1ヶ月ほどしか経っていないので、今はまだ鍼治療を継続しているところです。

本当に効果があるのかは半信半疑でしたが、できることの一つとしてやり始め、今は夏だということもあるかもしれませんが、以前は空咳が出ていたのですが、今は全く出なくなりました。

もちろん、鍼治療が全ての人に同じように効果があるわけではありませんし、むしろ体に合わないという方もいるかもしれません。しかし、西洋医学だけでなく、東洋医学などの選択肢も検討することで、より自分に合った治療法が見つかるかもしれません。


自分の体を知ることが、安心につながる

シェーグレン症候群は、一人ひとりの症状や進行の仕方が異なります。定期的な通院や検査は少し大変に感じるかもしれませんが、自分の体の状態を把握することが、新たな病気の早期発見につながり、不安なく毎日を過ごすための鍵となります。

これからも、シェーグレン症候群と上手に付き合いながら、自分らしい毎日を送っていきましょう!