シェーグレン症候群と診断されて以来、私の生活は大きく変わりました。口や目の乾燥、疲れやすさ、関節の痛み…。「健康に気をつけていたのになぜ?」と悩みました。でも、この病気とどう付き合っていくかを模索する中で、たくさんの発見もあります。
このブログでは、私が実際に試して効果があったケア方法や、心の持ち方について、正直に綴っていきたいと思っています。まだ少し戸惑いはありますが、病気を和らげる可能性はどんなことにもあると信じ、カップルでの出来事も赤裸々に書いていきたいと考えています。同じ病気で悩んでいる方にとって、少しでも希望の光になれば嬉しいです。
先週の土曜日から火曜日まで、連日のように続く頭痛が出ていました。頭痛2日目の日曜日に至っては、頭痛が酷すぎて、食べたら戻してしまいそうで夕食も取らずに過ごしていました。お風呂に入ったり水素を吸入したり、リラックスに努めました。月曜日の朝は良いのですが、午後になるとまた頭痛。火曜日も朝は良いのですが午後に頭痛が出てきました。頭痛薬を飲んでも効かないので、どうしたものかと困っていて、「やっぱり仕事をやめないといけないかも…」と不安な気持ちがまた頭をもたげてきました。そんな時、全く予期していなかった方法で痛みが和らぐこととなりました。
それが、彼氏との性行為です。
正直に言って、私は元々、性的なことについてオープンなタイプではありませんでした。一方彼氏は性的にとてもオープンで年齢は近いのでいいおじさんなのですが、未だに高校生のように好奇心旺盛。楽しいスポーツのようなSEXをしたい、と真面目に伝えてくるタイプです。付き合ううちにだんだん私も変わってきていると自分でも思います。
火曜日の夕方、4日目の頭痛で、私はちょっと心も疲れていました。
頭痛が続いていてエッチする気分になれないな…と思い、私の家での夕食デートでしたが、彼氏に伝えました。
「エッチしたら治るかもよ」という相変わらずけれんみなく性的に解放されている彼氏のコメント。
「しょうがない、じゃあ治るかどうか試してみる?」
そんな会話で彼の柔らかな体をハグしてみました。
驚いたことに、行為が終わる頃には、頭痛が和らいでいました。
まゆの付近を連日マッサージしていたせいか、まゆに違和感が残るだけとなりました。
その後、お風呂に一緒に入り、ベッドで1時間ほどゴロゴロしていると、気がついたら頭痛がすっかり消えていました。
「ほらね」と得意げな彼氏。
痛みがなくなると、仕事を続けていけるかの不安や、生活が困難だった時の状況に戻るのではないかという不安がどこかにすっかり消えてしまいました。
この能天気な彼氏に救われているんだろうな、と再び思った日でした。
しかしながら、頭痛が消え去ったのはなぜか不思議に思って調べてみると、どうやら性行為と頭痛の間には関係があることがわかりました。
性行為が頭痛を和らげる3つの理由
これは私個人の体験ですが、医学的な観点からも、性行為が頭痛を和らげるメカニズムは説明できるようです。
- エンドルフィンの放出オーガズムに達すると、脳内で「エンドルフィン」という神経伝達物質が大量に分泌されます。これは「脳内麻薬」とも呼ばれ、強力な鎮痛作用を持っています。このエンドルフィンの効果で、痛みが感じにくくなるのです。
- ストレスと緊張の緩和シェーグレン症候群の症状は、ストレスや疲労によって悪化することが多いですよね。性行為は心身をリラックスさせ、日々の緊張を解きほぐしてくれます。これによって、頭痛の原因となっている肩や首の筋肉の緊張が和らいだのかもしれません。
- 血管の変化頭痛、特に片頭痛は、脳の血管の収縮と拡張が原因で起こると言われています。性的な興奮によって血管が拡張することで、この収縮状態が緩和され、痛みが軽減されることがあるそうです。
もちろん、誰もが同じように効果を感じるわけではないでしょうし、性行為によってかえって頭痛が起きる人もいると聞きます。しかし、私の場合は、この予期せぬ発見が、長引く頭痛から解放されるきっかけになりました。
シェーグレン症候群と診断されて以来、自分の体に自信を持てなかったり、気分が落ち込んだりすることもあります。でも、性的なことについても、病気の症状を和らげる可能性の一つとして、もっとオープンに考えてもいいのかもしれない、と今は思っています。
頭痛に悩んでいる方がいらっしゃったら、あくまで一つの可能性として、試してみる価値はあるかもしれません。大切な人と心と体を委ねることで、もしかしたら体調が改善するきっかけが見つかるかもしれません。