今日のテーマは、シェーグレン症候群で肩関節の痛みがある方に必須とも言える便利グッズについて紹介したいと思います。
関節痛で動かせない手足をサポートしてくれる便利グッズ
シェーグレン症候群は、主にドライアイやドライマウスなどの症状がよく知られていますが、関節の炎症も一般的な症状の一つです。特に肩や肘、手首などの関節に痛みや腫れが起こりやすく、腕を上げる動作や物を掴む動作が難しくなることがあります。
私もひどい両肩の関節炎に悩まされ(全身関節痛でしたが両肩がとにかくひどかったです)、1年以上、腕が上がらない時期がありました。届くのは大体頭の位置ぐらいまで。しかも前だけで頭の後ろには手が届きませんでした。そんな時、日常生活で困ったのが、次のようなことでした。
- 高いところにあるものに手が届かない
- 背中側の下着や洋服を整えられない
- 身の回りのあらゆることが痛さが優先して適当にしかできない
「あれが取りたいのに…」「服が気になって仕方がないけど手が届かない…」「ブラジャーが整えられない…」「あの棚は一生開けられないんじゃないか…」と、日常のありとあらゆるところでストレスを感じていました。
そんな私の助けとなってくれたのが、「伸縮リーチャー」でした。使い始めるまでは、障がい者になった感があって少し抵抗を感じましたが、使い始めたらそんなことよりも生活必需品なので、買って良かったと思った一品です。
どこまで届く?伸縮リーチャーの便利な使い方
伸縮リーチャーは、先端に物を掴むためのクリップが付いた棒状の道具です。使わないときは短く収納でき、必要な時に伸ばして使うことができます。
私が使っていたリーチャーは、約23cmから93cmまで伸縮可能なタイプでした。この長さが、日常生活での多くの「届かない」を解決してくれました。
伸縮リーチャーの活用例
- 高い場所の物を取る:キッチンの吊り戸棚や、本棚の一番上など、手が届かない場所にある物を、ちょいちょいっと動かすのに使えます。
- 洋服の着脱を助ける:背中のジッパーを上げたり、下着や服のタグを直したりと、手が届かない部分を整えるのに便利です。
- 床に落ちた物を拾う:膝の関節炎がひどくてかがむのがつらい時や、腰に負担をかけたくない時に、床に落ちた物を拾うのに役立ちます。
伸縮リーチャーの選び方
たくさんの種類があるリーチャーの中から、自分に合ったものを見つけるためのポイントをいくつかご紹介します。
- 軽さ:関節に負担をかけないよう、できるだけ軽いものを選びましょう。
- グリップの握りやすさ:握力が弱い方でも使いやすい、太さや素材のものを探してみてください。
- 先端部分の形状:物を掴むクリップが滑りにくい素材か、しっかりと掴める形状になっているか確認しましょう。
伸縮リーチャーは、ホームセンターやオンラインショップで手軽に購入できます。価格も手頃なものが多いので、ぜひ一度試してみてください。この記事の最後に私が使っていたものを紹介しますね。
関節の痛みは、日常生活のちょっとした動作を大変なものにしてしまいます。そんな時、便利な道具を上手に取り入れることで、ストレスを減らし、生活の質を向上させることができます。
この記事が、同じ悩みを持つ方の助けになれば嬉しいです。
私のお気に入り
いくつかサイズがありますが、私は23cm-93cmになるバージョンを利用していました。
実際は全部伸ばして使うことはほとんどなかったのでう、もう少し短い18cm-68.5cmのものでも良かったかもしれません。
両方の表示あるサイトを掲載しておきますね。
余談ですが、腕が痛くて動かせないので洋服はストンと着れるものが中心でした。ジッパーを上げるなどは到底無理で諦めてジッパーヘルパー(ワンピース等の背中側のジッパーを上げる道具)は使わず仕舞いでした。
もしジッパヘルパーが必要そうな方は、今日時点の情報ですが楽天よりもAmazonに3桁台の買いやすいものがありましたので、参考にしてもらえればと思います。
私の経験が、シェーグレン症候群で悩んでいる方のお役に立てると嬉しいです!