皆さん、おはようございます。
今朝は本当に驚きました。起きたら、両手、特に右手がパンパンにむくんでいて、握るのもつらいほど痛くなってしまったんです。
実は昨日、ちょっと嫌なことがあって、気分転換に久しぶりに「やけ食い」的なことをしてしまいました(48歳にもなって笑)。スーパーのお惣菜コーナーでピザを半切れ、大好きなビール、そして締めにはチョコモナカアイスクリーム。行き場のないモヤモヤを日頃食べれないもので解決して気分よく寝ました。
「シェーグレンもほぼ治っているし、まあ、たまにはいいよね。何年振りだろう、こんな食事ができるとは健康になったなぁ!」と自分に言い聞かせながら眠りについたのですが、まさかこんな形で体からのサインを受け取ることになるとは…。
なぜ体がむくんでしまうの?やけ食いとシェーグレン症候群の意外な関係
このむくみの原因、実は昨日の食事と私たちの病気「シェーグレン症候群」の両方に深く関わっています。
まず、むくみは医学的には「浮腫(ふしゅ)」と呼ばれ、細胞と細胞の間のスペース(間質)に余分な水分が溜まってしまうことで起こります。私たちの体は、体内の水分量を一定に保つための素晴らしいシステムを持っているのですが、何かの拍子にそのバランスが崩れてしまうことがあるのです。
そして、今回の私のむくみは、以下の2つの理由が考えられます。
- 塩分過多と水分の停滞:昨日の夕食を思い出してみましょう。ピザやビール、そしてアイスクリームには、意外と多くの塩分が含まれています。私たちの体は、塩分濃度を薄めようとして、水分を溜め込もうとします。その結果、余分な水分が手足に溜まり、むくみとなって現れたのだと考えられます。
- シェーグレン症候群による自律神経の乱れ:シェーグレン症候群は、唾液腺や涙腺だけでなく、全身の臓器や神経に影響を及ぼすことがあります。特に、自律神経の働きが乱れやすいことが知られています。自律神経は、血圧や心拍数、そして血管の収縮・拡張をコントロールしています。この働きがスムーズにいかないと、血行が悪くなり、水分がうまく循環せずにむくみやすくなることがあるのです。また、シェーグレン症候群の人は、二次的に腎臓に異常をきたすことで、むくみやすくなるケースもあります。腎臓は体内の水分や塩分を調整する大切な臓器です。もしむくみが頻繁に起こるようであれば、一度かかりつけの先生に相談してみるのが良いでしょう。
やけ食いというストレス発散行為が、シェーグレン症候群で乱れがちな自律神経にさらに負担をかけてしまい、むくみを引き起こしやすくなったのかもしれません。
シェーグレン症候群の人がむくんだ時の対処法
さて、つらいむくみをどうにかしたい!という皆さんのために、私が今朝試してみた対処法をいくつかご紹介します。
- 手を心臓より高く上げる
横になって、クッションなどを利用して腕を高く上げてみました。重力の力を借りて、手先に溜まった水分を心臓の方に戻すイメージです。むくみがひどい時は、寝る時にこの姿勢を試してみるのも良いかもしれません。 - 軽いマッサージ
痛いからといって強く揉むのは逆効果です。手のひらや指先から心臓に向かって、優しくさするようにマッサージしました。痛みが強い時は無理せず、気持ちいいと感じる程度の力加減で行いましょう。 - 温める
お湯で濡らしたタオルをレンジで温めて、ハンドパックのようにして手を温めるのも効果的です。温めることで血行が良くなり、むくみの改善が期待できます。湯船にゆっくり浸かるのも効果的ですね。今朝はむくみで痛くていつもより早起きできたので、朝からお風呂に入りました。 - 適度な運動
無理のない範囲で、手首を回したり、グーパーを繰り返したりする運動も効果的です。血液やリンパの流れを促すことで、むくみの解消につながります。 - 水分とカリウムを意識した食事
むくんでいるからといって水分を控えるのは間違いです。むしろ、適度な水分を摂って体内の余分な塩分を排出することが大切です。また、カリウムは余分な塩分を体外に排出するのを助ける働きがあります。アボカド、バナナ、海藻類、ほうれん草など、カリウムを多く含む食品を意識して摂るようにしましょう。(※ただし、腎臓病を合併している場合は、カリウム摂取に注意が必要です。必ず医師に相談してください。)
最後に
今回は、つらいむくみをきっかけに、自分の体と向き合う時間を持つことができました。
「やけ食い」というストレス発散法も、たまにはいいけれど、私たちの体は正直です。特にシェーグレン症候群と付き合っていく上では、日々の食事や生活習慣がより大切になってくるのだと改めて感じました。反省。
もし私と同じようにむくみで悩んでいる方がいらっしゃいましたら、ぜひ今日の記事を参考にしてみてください。そして、無理をせず、自分の体を大切にしてあげましょうね。
それでは、また。