むくみ緩和に役立つお茶の効果

self-remedy tea お茶・飲み物
self-remedy tea

はじめに

私はシェーグレン症候群を患っています。症状のひとつに、体のさまざまな場所にむくみが現れ、その結果痛みを感じることがあります。この記事では、医学的な観点からむくみと痛みの関係性や、その緩和に役立つお茶の種類について紹介します。


シェーグレン症候群とむくみの関係性

なぜむくみが起きるのか?

シェーグレン症候群は自己免疫性の疾患であり、血管やリンパ循環の異常が生じやすいです。これにより以下のようなメカニズムでむくみが発生します。

  • 血管透過性の亢進:免疫活動により血管の透過性が高まり、血管外に水分が漏れやすくなる。
  • リンパ液の流れの乱れ:リンパ管の機能低下により、余分な水分や老廃物が排出されにくくなる。

むくみと痛みの関係

むくみが生じると、局所の圧力が高まり、神経や筋肉に負担がかかるため、痛みや違和感を伴いやすくなります。特に関節周辺や顔面、手足などにむくみが出ることが多いです。

医学的エビデンス

いくつかの研究では、自己免疫疾患に伴うむくみの改善に、血行促進や血管の透過性抑制、リンパの流れ改善が重要であることが示されています(Kim et al., 2021)。温熱療法やマッサージ、適度な運動がむくみ緩和に役立つとされており、これらと併せて飲料の摂取も重要です。


お茶でむくみ改善!おすすめの種類とその理由

お茶は、抗酸化作用や抗炎症作用を持ち、むくみの改善に役立つことが研究で示されています。特に以下の種類がおすすめです。

1. なた豆茶

  • 理由:なた豆には鎮静・抗炎症作用があり、喉の腫れや口内炎のケアにもよいとされていますが、利尿作用も持っています。むくみや腫れを抑えるのに役立ち、血流改善の効果も期待できます。
  • 医学的エビデンス:なた豆に含まれる成分は抗炎症作用があり、抗アレルギーや抗炎症作用に関する研究があります(Yamada et al., 2018)。また、利尿作用も報告されています。こちは鍼灸師さんの紹介で飲むようになりました。
    アレルギー(アレルギーも炎症の一種)研究で一定の成果が認められているのをアピールしているものがあり、私はそれを飲んでいますのでこのページの最後にご紹介しています。ご興味があればご覧ください。

2. すぎな茶

  • 理由:すぎなは、血行促進や鎮静作用があり、冷えやむくみの改善に役立つとされています。特に、血液循環を改善し、身体の余分な水分を排出しやすくします。私の場合は、すぎな茶を飲むと利尿作用にとっても効く感じがします。
  • 医学的エビデンス:こちらは確認中ですが、鍼灸師さんから紹介してもらったお茶になります。実際に私が飲んで、利尿作用が強かったと感じたものを、このページの最後に掲載しておきます。

3.ドクダミ茶

  • 理由:利尿作用があり、体の余分な水分を排出する助けになります。抗炎症作用もあり、局所の腫れや痛み緩和に寄与してくれます。私は夏に麦茶の代わりに煮出したあと冷やして飲んでいます。(これは実家で取って干したものを送ってもらっているのでご紹介はないです。)
  • 医学的エビデンス:韓国の研究では、ドクダミ抽出物が腎臓の利尿作用を促進し、むくみの改善につながる可能性が示唆されています(Kim et al., 2017)。

4. しょうが茶

  • 理由:血行促進と抗炎症作用があり、むくみや痛みの緩和に効果的。体を温めることで血流を改善し、余分な水分の排出を促してくれます。冬に向いていますね。
  • 医学的エビデンス:いくつかの臨床試験で、しょうがが血液循環とリンパの流れを改善し、むくみや痛みの緩和に役立つことが報告されています(Weng et al., 2020)。

5. ルイボスティー

医学的エビデンス:南アフリカの研究では、ルイボスティーが血液循環を改善し、静脈の健康をサポートすることが示されています(Jones et al., 2019)。

理由:抗炎症作用と抗酸化作用があり、血管の健康維持に役立つ。むくみの原因になる血管の透過性亢進を抑える効果も期待できます。

まとめ

これらのお茶を日常的に取り入れることで、血流促進と利尿を促し、むくみの改善につながります。
ただし、体調に合わない場合や特定の持病がある場合は事前に医師や専門家に相談してくださいね。
飲みやすさという観点では、個人的意見ですが、なた豆茶が良いかなと思います。香ばしくてクセが少なく飲みやすいです。
ぜひ日常生活に取り入れていただければと思います。

私のお気に入り