シェーグレン症候群を抱える皆さん、おはようございます。
今回は、日々の生活をより豊かにするためのヒントとして、「運動」についてお話ししたいと思います。シェーグレン症候群と診断されてから、「体を動かすのが億劫になった」「疲労感が強くてなかなか運動できない」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、適度な運動は、全身の血行を促進し、筋肉を維持するだけでなく、ストレスの軽減や気分の向上にもつながります。
ウォーキングから始める、無理のない運動習慣
まず、運動を始めるにあたって大切なのは、「無理をしないこと」です。
ウォーキングは、全身の筋肉をバランス良く使い、心肺機能を高めるのに最適な有酸素運動です。特に、シェーグレン症候群の症状である関節痛や筋肉の硬直を和らげる効果も期待できます。
ウォーキングのポイント
- 無理のないペースで: 最初から長距離・長時間を目指す必要はありません。ご自身の体調に合わせて、少しずつ距離や時間を延ばしていきましょう。
- 水分補給をこまめに: 運動中は、普段以上に喉の渇きを感じやすいものです。運動の前・中・後にこまめに水分を摂るように心がけてください。
- 快適な服装と靴で: 体温調節がしやすい服装を選び、足への負担が少ないウォーキングシューズを履くことで、怪我の予防にもつながります。
私自身はシェーグレン症候群にかかったあと1年ほどしてジムでのウォーキングを始めたのですが、最初は10分も歩くと足の指が痺れたような感覚になり、40分ほどでちょっと無理かなぁ、という感じでした。
現在は週2日、1時間歩いています。週2日歩き始めたのは7月後半ぐらいからですが、たった2ヶ月で体幹が比較的しっかりしてきたのを自分でも感じます。そろそろ走れそうなくらいになってきました。
EMSの活用で、一石二鳥の効果
またl、ウォーキング中にEMS(Electrical Muscle Stimulation)を利用をおすすめします。
EMSは、電気刺激によって筋肉を収縮させることで、効率的に筋力トレーニングを行うことができる機器です。お腹周りに使用することで、腸の動きが活発になり、便秘の解消にもつながる可能性があります。これは、シェーグレン症候群の合併症として、腸の動きが鈍くなりがちな方にとって、非常に嬉しい効果ではないでしょうか。
EMS活用のポイント
- 医師に相談を: 持病がある場合は、EMSの利用を始める前に、かかりつけの医師に相談することをおすすめします。
- 適切な使い方を: 機器の使用方法をよく読み、定められた部位や時間で使用するようにしましょう。
他におすすめの運動
ウォーキング以外にも、シェーグレン症候群の方におすすめの運動をいくつかご紹介します。
- ヨガやピラティス: ゆっくりとした動きで、体の柔軟性を高め、筋肉をほぐすのに効果的です。ストレス軽減やリラックス効果も期待できます。
- 水中ウォーキングや水泳: 関節への負担が少なく、全身の筋肉を効率的に鍛えることができます。プールの湿度が、ドライアイやドライマウスの症状を一時的に和らげてくれることもあります。
- ストレッチ: 朝起きた時や就寝前など、毎日少しずつでも良いので、ストレッチを行うことで、体の硬さを和らげ、血行を促進します。
私はウォーキングでさえ関節が痛くてできなかった時期は、ストレッチや軽いヨガを行っていました。レイノー症候群もあるので、少しでも結構をよくしようと試みていました。あちこち痛いので伸ばせなかったのですが、できる範囲で1時間ほどジムのレッスンに通うという形で取り組んでいました。
最後に
運動は、ご自身の体と向き合う大切な時間です。
「今日はちょっと疲れたな」と感じる日があっても大丈夫です。そんな時は無理せずお休みして、ご自身の体の声に耳を傾けるようにしましょう。
無理のない範囲で、楽しみながら運動を続けることが、シェーグレン症候群と上手に付き合っていくための秘訣です。
この記事が、皆さんの健康な毎日の一助となれば幸いです。
