心と体をゆるめる時間:シェーグレン症候群を癒すリラックス法

リラックス法 情報発信

シェーグレン症候群と向き合う中で、ドライアイや口腔乾燥といった身体的な症状と同じくらい、心身の緊張が私たちを疲れさせていることがあります。

特に、私たちの意思とは無関係に働く自律神経は、ストレスや疲労にとても敏感です。自律神経が乱れると、ドライ症状が悪化したり、全身の疲労感が強くなったりすることも少なくありません。

そこで今回は、日々の生活に少しの「リラックス時間」を取り入れ、心と体をゆるめる方法をご紹介します。

1. 香りの力で心を解き放つ「アロマ」

香りには、脳にダイレクトに働きかけ、自律神経を整える効果があります。部屋に香りを広げたり、枕元にアロマオイルを数滴垂らしたりするだけでも、深いリラックス効果が得られます。

  • ラベンダー:鎮静作用があり、安眠を促したいときに。
  • カモミール:心を落ち着かせ、不安な気持ちを和らげたいときに。
  • サンダルウッド:瞑想にも使われる香りで、精神を安定させたいときに。

ドライマウスの症状がある方は、アロマディフューザーを使うことで、お部屋の湿度も同時に保てるので一石二鳥です。

これからの季節、特に冬に向けてはアロマキャンドルも良い雰囲気になるのでおすすめです。私はお風呂の窓辺に置いて、お風呂タイムに楽しむことが多いです。

モデルのミランダ・カー(お肌ピカピカでした…)はサンダルウッドのアロマを使っているとVogueの動画で話しているのを以前に見たことがあります。私にとってはちょっとお寺的な香りですが、試してみるのも良いかもしれません。

まだアロマキャンドルはご紹介してなかったと思うので、こちらに私が使っているアロマキャンドルをご紹介しておきますね。余談ですが、夏場は同じシリーズでオレンジ&レモングラスの香りで楽しんでいます。

2. 心地よい音に身を委ねる「音楽」

自分の好きな音楽を聴く時間は、心をリセットする大切な時間です。

特に、ゆったりとしたクラシックや、川のせせらぎ、鳥のさえずりといった自然音は、副交感神経を優位にし、心拍数を落ち着かせる効果があります。

スマホから流れるお気に入りの音楽でも、耳をふさぐタイプのヘッドホンで自分だけの世界に浸るのもいいでしょう。

3. 身体を動かして緊張を和らげる「ストレッチやヨガ」

「疲れているのに体を動かすの?」と思うかもしれませんが、無理のない範囲でゆっくりと体を動かすことは、凝り固まった筋肉をほぐし、血行を良くしてくれます。

私はここ3週間ほど、毎日少しずつヨガを続けています。深い呼吸を意識しながらゆっくりと体を伸ばしていくと、体がじんわりと温かくなるのを感じます。

ただ、シェーグレン症候群は、関節炎を合併している場合があるため注意が必要です。私も、ヨガのポーズをとる際に背筋が強張るように感じています。これは、無理な動きによる筋肉の緊張だけでなく、関節炎による炎症が原因で筋肉がこわばっている可能性も考えられます。

私は筋肉痛ぐらいの痛みなので誤魔化しながらやっていますが、もし、ストレッチやヨガをしていて、関節や筋肉に強い痛みやこわばりを感じる場合は、無理をせず休むことが大切です。また、主治医に相談して、ご自身の状態に合った運動方法をアドバイスしてもらうのも良いでしょう。


まとめ

3つのリラックス方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

リラックス方法は、誰かに言われてやるものではなく、自分が心から「気持ちいいな」と感じられるものを見つけることが一番です。

今日から少しずつ、自分を甘やかす時間を作って、心と体をいたわってあげてくださいね。

今まで自分を甘やかさず頑張ってきたからこそ、この病気を発症しているんだと鍼灸師の先生に言われたことを思い出します。
このブログを読んでくださっているあなたも、そろそろ自分を甘やかしていいよ、という体からのサインだと思って、緩やかに過ごしていただければと思います。