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シェーグレン症候群の皆さん、最近こんなことはありませんか?
- 朝起きると、お口の中がネバネバする
- 舌が白っぽくなっている
- 口臭が気になるようになった
- 虫歯ができやすくなった気がする
- 歯の色がくすんで見える
もしひとつでも当てはまるなら、お口の中の環境が変わってきているサインかもしれません。
今回は、シェーグレン症候群とお口の環境の関係と、私が続けている「重曹うがい」を中心としたお口のケアについてお伝えします。
シェーグレン症候群で、お口の環境が変わりやすい理由
シェーグレン症候群では唾液が少なくなり、お口が乾きやすくなります。
唾液には、お口の中を健康に保つための大切な働きがあります。
- 洗い流す:食べかすや汚れを流してくれる
- 菌の増えすぎを防ぐ:細菌などが増えすぎないようにしてくれる
- 歯を守る:酸性に傾いたお口の中を中和し、歯を守ってくれる
唾液が減るとこうした働きが弱まるため、虫歯や歯周病になりやすくなったり、もともとお口の中にいる「カンジダ菌」というカビの一種が増えやすくなったりします。
私がお口の変化に気づいたきっかけ
シェーグレン症候群と診断されたばかりの頃、私のお口にはいくつか気になることがありました。
ひとつは、高校生のときに治療した歯が弱ってきていたことです。歯医者に行ったら「神経を抜きましょう」と言われそうな気がして、なかなか足が向かず、あえて受診せずに過ごしていました。
もうひとつは、歯の色です。毎日しっかり歯磨きをしているのに、なんだか全体的に黄色っぽく見えるようになりました。清潔感がなくなったようで、鏡を見るたびに気持ちが沈んでいたのを覚えています。
そんなとき、医療関係の知り合いに相談したところ、「カンジダ菌が増えているのかも。重曹うがいがおすすめ」とアドバイスをもらいました。歯医者に行く勇気が出なかった私にとって、自宅でできるケアはありがたいものでした。そこで、歯磨きと舌磨きを丁寧にするのに加えて、重曹うがいを始めました。2か月ほどで歯の色も気にならなくなり、お口のネバつきもさっぱりしました。
ただ、後から調べてみると、カンジダ菌が歯を黄色くするわけではないことがわかりました。歯の黄ばみの主な原因は、コーヒーやお茶などによる着色汚れです。おそらく、お口のケア全体を見直したことで、汚れがつきにくくなったのだと思います。
いま振り返ると、弱っていた歯も、黄色っぽく見えた歯の色も、「お口の環境が変わってきている」というサインだったのだと思います。それ以来、お口の中を清潔で快適に保つことを大切にしています。
重曹うがいで期待できること・できないこと
期待できること
重曹(炭酸水素ナトリウム)を溶かした水は、弱アルカリ性です。
- お口のネバつきがさっぱりする:うがいで汚れを洗い流しやすくなります
- お口の中が酸性に傾くのをやわらげる:菌が増えにくい環境づくりに役立つと考えられています
期待しすぎないでほしいこと
- 歯を白くするものではありません:漂白作用はないので、ホワイトニングの代わりにはなりません
- カンジダ菌をやっつけるものではありません:あくまで毎日のケアを助けるものです
- 虫歯予防にはなりません:重曹にはフッ素が入っていないためです
私がしている重曹うがいのやり方
- 準備:コップ1杯の水(約200ml)に、「食用」または「医薬品」と表示された重曹を小さじ1/2ほど溶かします(掃除用の重曹は使わないでください)
- うがい:口に含んで、15〜30秒ほど「クチュクチュうがい」をして吐き出します
ポイント
- 喉の奥で「ガラガラ」するより、お口全体に行き渡らせる「クチュクチュ」がおすすめです
- しみる・刺激を感じるときは、重曹を減らして薄めにしましょう
- うがい用なので、飲み込まないようにしてください
- お口に違和感やかゆみなどが出たら、使用をやめてください
重曹うがいと一緒に続けている、毎日のお口のケア
重曹うがいだけでなく、毎日のケアを組み合わせることが大切だと感じています。
なお、重曹はドラッグストアや薬局で安価で売られています。「お掃除用」と「食用」で純度が違うので、うがいに利用するものは「食用」のものを購入くださいね。
歯磨きはフッ素入りの歯磨き粉で
唾液が少ないと虫歯になりやすいので、歯磨きはフッ素入りの歯磨き粉で行っています。「重曹で歯を磨く」という方法もネットで見かけますが、フッ素の効果が得られないので、私は重曹はうがいだけにしています。
舌ブラシで舌のお手入れ
舌の表面の汚れ(舌苔)を落とすために、舌ブラシを使っています。症状がひどかった頃は毎日、今は週1回くらいのペースです。舌はデリケートなので、力を入れすぎず、奥から手前へやさしくなでるのがコツです。
保湿ジェルでお口の乾燥対策
お口の乾燥がつらいときは、口腔保湿ジェルを使うのが良いようです。私はそれほど乾かないので利用していませんが、ネット調べではほのかなお茶の味で、べたつきが苦手な方でも使いやすそうなものをご紹介します。
こまめな水分補給と、定期的な歯科検診
お口が乾いたら、こまめにお水を飲むようにしています。また、シェーグレン症候群の方は虫歯や歯周病になりやすいので、症状がなくても定期的に歯科検診を受けるのがおすすめです。
ドライマウス対策のアイテムは、こちらの記事でも比較しています。
こんなときは歯科へ
次のような症状があるときは、セルフケアで様子を見るより、歯科や口腔外科を受診してください。
- 舌や頬の内側に白い苔のようなものがついて、こすっても取れにくい
- 口の中がヒリヒリする、味がおかしいと感じる
- 虫歯が急に増えた、歯ぐきから血が出る
- 歯の着色がなかなか取れない
カンジダ菌が増えすぎている場合(口腔カンジダ症)は、お薬での治療が必要になることもあります。頑固な着色汚れは、歯科医院でのクリーニングがいちばん安全で確実です。
私は当時、神経を抜くことになるのが怖くて歯医者を避けていましたが、今思えば、早めに相談しておけばよかったなと思っています。唾液が少ないシェーグレン症候群では、弱った歯の状態が進みやすいこともあります。気になる歯がある方は、ぜひ早めに歯科で相談してみてくださいね。
まとめ
- シェーグレン症候群で唾液が減ると、お口の環境が変わりやすくなる
- ネバつき・舌の白さ・口臭・虫歯・歯のくすみは、お口の変化のサインかも
- 重曹うがいはお口をさっぱり清潔に保つ助けになるが、歯を白くしたり菌をやっつけたりするものではない
- フッ素入りの歯磨き粉・舌ケア・保湿・歯科検診と組み合わせるのが大切
- 気になる症状があれば、早めに歯科へ
お口の中が快適だと、食事や会話もぐっと楽しくなりますよね。この記事が、毎日のお口のケアを見直すきっかけになればうれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
